2006年、趣味が高じ、半廃墟の温泉施設を取得しました。
いろいろと手を加えましたが、まだまだやれていないことが多くあります。

温泉マニアをやっていた時よりも、貪欲に温泉を考えることができます。
知見から得られることを、実験しながら実用化へ辿り着く過程に楽しさがあり
想定外のことが起こるたびの苦労とその達成感が快いと思います。
これからも施設の創造に励みます。

15年に渡り運営が出来ていること、皆様のお力添えのお陰です。
引き続き、静かさ田舎らしさとマニア向け施設を目指します。



当館の温泉について解説

泉源地から湧出する温泉は沸騰温度以上のため、即刻蒸発する「噴気現象」が見られます。
そのままの温度では液体になれないため、浴用温泉水は2つの工程を経て作られます。
まずは、泉源から放熱器へ配管で導き、沸騰以下の温度にした時に温泉の液化がかないます。
次に、出来立ての温泉熱水を、冷水を相手に熱交換させます。(容易な加水はしないのです)
温泉熱水が熱交換で温度を失う際、温泉水に結晶が発生しやすい環境が生じることを利用しつつ
湯船の適温維持を両立させる構造を自作しています。
実験は低予算でかなうものが殆どですが、準備に費やす時間が多く掛かります。
※自作装置一式は、トライ&エラーの実験を重ね、バージョンアップを繰り返しています。



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